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ご祝儀袋の中袋への入れ方とお札を入れる向き
カテゴリ:【 ご祝儀 】
ご祝儀袋を用意したら、その中に入れるお金を用意しなくてはなりません。
新札を用意するのはもちろん、ご祝儀袋にお金を入れる方法にもマナーがあります。
受け取った方に失礼のないように、ご祝儀袋のお金の入れ方にまつわるマナーを確認しておきましょう。
ご祝儀は中袋に包んで入れる
市販されているご祝儀袋は、ほとんどが中袋がついています。
万一、中袋が含まれていないものは、半紙や奉書紙を使ってお金を包んでからご祝儀袋に入れます。
ご祝儀袋から中袋を取り出す
まず、ご祝儀袋の中から中袋を取り出します。
このとき、水引からご祝儀袋をうまく抜くにはコツがあります。
水引をご祝儀袋から取り外すのではなく、水引からご祝儀袋を引き抜くような感じではずすとやりやすいです。
水引は意外とデリケートなので、無理にはずそうとして壊したり傷つけないようにしましょう。
中袋でお金を包む
中袋を広げてお金を包みます。このとき、お札の向きに気をつけましょう。
お札は表面を上にして、中袋の中央におきます。
そして、折り目にしたがって中袋を折りたたみ、お札を包んで完了です。
「封」の表示がある中袋は、のりで貼って閉じるようにします。
上包みの重ね方
ご祝儀袋の上包みに中袋を収めます。
上包みを裏返し、下側の部分を水引から引き抜きます。
中袋の表面を上にして、引き抜いた上包みの下側から中包みを押し入れます。
このとき、上包みの上の部分にまでぴったり収めるようにします。
上包みを折って、元の状態に戻します。
このとき、必ず下側の折り返しが、上側に重なるように気をつけましょう。
中袋の書き方
中袋には、住所や金額を記入する欄があるものもあります。
中袋に住所と金額を書いておくと、あとで、新郎新婦がご祝儀の整理をするときに大変便利です。
中袋の表面には金額を書きますが、漢数字を使って中央に縦書きします。
「壱、弐、拾、萬」などの旧漢字体で書くのが正式です。
たとえば3万円なら「金参萬円」もしくは「金参萬円也」と書きます。
ご祝儀袋の下り方に注意
ご祝儀袋の裏面の折り返しは、間違えると大変失礼になります。
結婚式などの慶事では、下部分が上に重なるように折ります。
逆に上部分が下部分の上になるようにすると、これは弔事になりますので、くれぐれも間違えないようにしましょう。
式場で、ご祝儀を受付に出すときに、再度確認するようにすると安心です。
また、当日、ご祝儀袋はそのまま持参するのではなく、袱紗に包んで持っていくのがマナーです。
袱紗を持っていない人でも、移動中にご祝儀袋が折れたり汚れたりしないように、気をつけて持参しましょう。
お札の入れ方は地域によって違いがあることも・・・
お札には肖像画が印刷されています。
肖像画が封筒の上に来るべきか下に来るべきかについては、地域差があるようです。
心配な人は、御両親や周りの人に聞いて確かめておくとよいですね。
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