結婚式でゲストが最初に会うのが受付係。
だからこそマナー違反は最大のタブーでしっかり守りましょう

カテゴリ:【 結婚式の受付

結婚式の受付係は、挙式や披露宴で新郎新婦に代わって、ゲストに最初に挨拶をする役目があります。
そのため、ご来場されるゲストに対してのマナーには、当たり前ですが失礼がないように気をつけなければなりません。

この時のマナーがなっていないと、新郎側・新婦側から相手の友人や交友関係はいまいちなのか?と思われてしまいかねませんから、くれぐれもマナー違反がないよう注意しましょう。

今回は、受付係として、心得ておきたいマナーをポイント毎に整理してみました。

まずは何よりも「笑顔」が大切

これは心がけのページでも解説しましたが、笑顔は大切です。
人間は愛嬌が大事と昔から言われているほど、笑顔というのは人の心に残るものです。

結婚式には、新郎新婦やご両家のゲストがたくさん訪れます。
受付を任される側も緊張していると思いますが、ゲストのほうも緊張と期待で来場される方が多くいらっしゃいます。

ゲストの方の緊張をほぐしてあげる事も、受付係の目に見えない1つの仕事なのです。
とぴっきりの笑顔でお迎えするようにしましょう。

いつも笑顔でいることで、自分自身の緊張もやわらいでくるはずです。

姿勢を良くスマートに見せる

何度も言うように受付は、結婚式の「顔」です。
きちんとした印象を与えるために、服装や髪型を整えるのはもちろんですが、受付の場にいるときには姿勢にも気を遣うべきと言えます。

逆の立場で考えてみたらすぐにわかるように、受付に言ったときに、だらしない姿勢で迎えられるよりも、ぴしっと背の伸びた姿勢で迎えられた方が気持ち良いに決まっています。

実際、式場のスタッフなどを見てみればわかりますが、皆が皆、姿勢を伸ばして業務に当たっています。
猫背になっていたり、だらしない姿勢や格好をしている人は1人もいないはずです。

受付係はゲストが見られたら、まずは一礼し挨拶します。
仮に座って待つのがOKの場合は、まずは立ち上がって一礼し挨拶をします。

この時に、姿勢良くできるように、あらかじめリハーサルや鏡などを見て練習しておくと良いでしょう。

ゲストの方から、「おめでとうございます」といった結婚式のお祝いの言葉を受け取ったら、「本日はお忙しい中、ご出席ありがとうございます」と笑顔で返しましょう。

ご祝儀を受け取るときのマナー

受付係の大役の1つとして、ご祝儀のお預かりがあります。
大切なお祝いのお金を新郎新婦に代わって受け取るのですから、失礼があってはいけません。

ご祝儀を受け取った際には、必ず「ありがとうございます。お預かりします。」と一言お礼を言うようにしましょう。
無言で受け取るのは当然マナー違反です。

また、受け取る際には必ずご祝儀は両手で受け取りります。
受け取りながら、ゲストのお名前を確認して間違いがないかを確認しましょう。

いったん広蓋など袋に入れずに置くときは、ゲストの方にご祝儀の正面が向くようにおきましょう。

芳名帳の記帳をお願いするときのマナー

芳名帳への記入の案内も受付係の大切な仕事の1つです。
最近では、芳名帳に書くのが一般的になりつつありますから、断られたり、なにそれ?といった感じの方も減ってはきています。

ですが、ゲストの方も特に年配や親族の方などの場合、書かなきゃだめ?めんどくさい。といった場面に遭遇する可能性がありますので、しっかりとマナーをおさえて記入を促すようにしましょう。

普通にまずは案内する

まずは、芳名帳をゲストの方に向けて、「恐れ入りますが、ご記帳をお願いします」と言って、記帳をお願いします。

このとき、芳名帳に手を添えて、記帳を促しますが、手のひらが上に向くように指をそろえて、添えるようにします。

また、多くのゲストは書くものをその瞬間には持っていない事が多く、ペンなどはどこ?と聞かれる事が多いですから、予め目の届きやすくわかりやすい位置に、書く物を置いておくようにしましょう。

渋ったり、悩む方へのご案内

今では芳名帳も一般的になりつつあるので、書いてくれる方が多いです。
ですが、個人情報にも厳しい昨今、ゲストの中には、書かなきゃダメ?と聞かれる事もあります。

そういった方には、新郎新婦の想い出として、どなたが来てくださったか、という一生の大切な想い出になりますので、何卒ご記入のほどお願いいたします。

といった言葉を添えて、記入を促しましょう。

また、親族などの場合、もう自分達の事なんて知ってるから大丈夫でしょ。とおっしゃられる場合もありますが、その場合も、上記のように想い出として残すといった事を伝えて記入を促すようにしましょう。

芳名帳の記載のスムーズさが受付係の腕の見せ所

芳名帳を書くというのは、どうしても住所や氏名などを書かなければならず時間がかかります。
そのため、この芳名帳の記入がスムーズにいくかどうかが、受付が混雑するかの1つのポイントになります。

腕の良い受付係は芳名帳の書く列と、ご祝儀の受け取る列を分けたり、分担で芳名帳の担当者を付けたり色々工夫も凝らしています。

もちろん、式場の広さや、人数などによっても変わってきますので、臨機応変にどういった感じで行っていくかを受付係同士で相談しておくと良いでしょう。

必要なものを渡す時のマナー

芳名帳への記帳が終わったら、席次表やお車代、駐車券など、必要なものをお渡しします。
この時、どのゲストに、どのようなものをお渡しする必要があるのかについては、事前によく新郎新婦に確認しておきましょう。

受付係には、誰が来たのかをチェックしたりする受付係だけで管理する名簿的なものがあります。

そこに、何かを渡したり伝えたりする必要があるゲストには、※などを付けておくなど、忘れないようにメモしておきましょう。

場合によっては、渡したり伝えるだけではなく、ゲストに会場控え室に案内する場合もあります。
その場合には、「披露宴が始まるまで、あちらの控え室でお待ちください」とひとこと添えて、控え室を案内するようにしましょう。

また、その全てを渡す際には、必ず両手で、片手で渡したりはマナー違反になりますから、どれだけ忙しかろうと注意するようにしましょう。

受付の成功の秘訣はチームワークが鍵

受付係は事前に役割分担をしておくのが理想です。
誰が何をするのか、自分の役割をきちんと把握し、責任ある役目が果たせるようにしましょう。

また、ゲストの方と話し込んだりすると、本来の役目が果たせず受付がスムーズに運びません。
受付を任された以上、期待通りの仕事ができるように、自分の役割に集中するようにしましょう。

久しぶりに会った友人たちと話したいという気持ちは十分にわかりますが、受付を任された以上は、受付をしっかりとこなすことが最優先です。

披露宴の時に団欒の時間なども設けられていたりしますし、二次会という場もあります。
久しぶりの友人との会話で盛り上がりすぎて、他をおろそかにするのもマナー違反ですから、しっかりとマナーを守って受付係をこなすようにしましょう。

この記事を読んだ人におすすめの記事

結婚式の受付係の服装を男性・女性別でそれぞれ解説
結婚式の受付を依頼されると、色々気になったりどうしようと不安を抱える中、特に気になるポイントの1つでもあるのがふさわしい服装だと言われています。 実際、多くの方が受付係を任さ ...

結婚式の受付係なら当日の流れとスケジュールを把握しておこう
結婚式の受付は、両家の代表という大切な役目があります。 責任が重い仕事ですが、それを任されるということはそれだけ信頼されているということの裏返しでもあります。 新郎新婦の期 ...

実際にゲストが来た時の受付係の挨拶や対応とその流れ
受付では、ゲストへのご挨拶やご祝儀の受け取りなど、いろいろなことが行われます。 受付係は両家を代表する立場ですので、ゲストの方に失礼のないようなマナーと言葉使いが必要です。 ...

結婚式の受付係は事前準備がとても大切!確認事項をおさらいしよう
結婚式の受付係には、ご祝儀を受けとるという大きな役目があり、その責任は大きいです。 ですが、当然、受付の仕事はそれだけではありません。 芳名帳への記入を促したり、お車代や駐 ...

結婚式の受付を依頼する時の方法や依頼する人物像とその注意点
結婚式における受付は、ただの受付とは大きく異なりとても重要な意味を持ちます。 招待されたゲストが一番最初に出会うのが受付係であり、新郎新婦や両家に代わって挨拶してくれるのも受付係 ...

最近のエントリー

結婚式の演出の考え方と注意点 – アイデアをどう出して考えれば良いのか
プチギフトの種類~皆が喜ぶマカロンやキャンディー・チョコのお菓子~
プチギフトの種類~和風の結婚式に最適な箸・扇子・耳かきなど和のアイテム~
プチギフトの種類~ハンドタオルやタオルハンカチなどの実用品のタオル~
贈り分けをしない引き出物に食器類を贈るのは止めておいた方が良い理由
引き出物やプチギフトに自分達の写真や似顔絵入りのお皿・食器は絶対に辞めておく
プチギフトの種類~定番のガムは口臭の匂い消しなど心配りにもなる~
両親の手紙で迷ったら先輩花嫁の例文を参考に!ポイントと注意点を解説
両親への手紙の演出は、動画撮影し両親贈呈ギフトにも使うとオススメ
プチギフトの種類~その場で食べられるクッキーを贈ろう~


Page Top