実は誰にもなる可能性がある金属アレルギー
そんな時のための結婚指輪や婚約指輪の選び方

結婚を意識したときに、指輪の存在というのは大きくなってきます。
結婚指輪に婚約指輪、どちらも人によっては一生ずっとつけたままということもあります。

仮にいらないといわれても、結婚や婚約の記念として指輪を贈っておきたいという方も多いことでしょう。
しかしながら、指輪について考えるのであれば金属アレルギーについても理解しておきましょう。

金属アレルギーについてはテレビなどでも紹介されることが多いため、名前くらいは見聞きしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、金属アレルギーがある場合の指輪についてお話していきましょう。

金属アレルギーは誰にでも起こる可能性がある

金属アレルギーというと、生まれ持っての体質と考えている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、そういった可能性もあるのですが、それまで問題なく金属のアクセサリーを身につけてきた人がある日突然金属アレルギーになることもあるのです。

つまり、今は問題なく金属のアクセサリーをつけている方であっても、将来的に金属アレルギーになって、今身につけているアクセサリーを身につけられなくなってしまう可能性もあるのです。

そう考えれば、他人事ではありません。
もちろん、過度に不安になる必要はありませんが、金属アレルギーになっても大丈夫な素材で指輪を作っておくということも結構重要なのです。

レアメタルであれば金属アレルギーを起こしにくい

指輪というとプラチナや金、シルバーなどを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかしながら、金属アレルギーのことを考えるのであれば金属アレルギーが起こりにくいとされているレアメタルを選ぶべきです。

レアメタルを具体的に挙げていきますと、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、イリジウムといったものになります。

ただ、このレアメタルを使ったからといって金属アレルギーがまったく起こらないというわけではありません。
あくまでも金属アレルギーが起こりにくいとされているというだけの話ですので、その点は十分に理解しておきましょう。

プラチナや金にも注意が必要

よく使われる素材の中では、プラチナや金が金属アレルギーを起こしにくいといわれているのですが、基本的に市場に出回っているものというのは危険だと考えたほうがいいでしょう。

というのも、プラチナや金単体では傷つきやすいため、かたさを強化するという意味で他の金属を混ぜているものがほとんどなのです。
金属アレルギーを起こしやすい金属が混ぜられていれば、いくらプラチナや金でも金属アレルギーが起こりやすくなってしまうのです。

もちろん、ケースバイケースですのでプラチナで問題なく指輪を身につけることができているという方もいます。
こればかりは実際に身につけて過ごしてみないことにはわからないのです。

病院でテストを受けておく

金属アレルギーで大切なのは、病院でテストを受けておくことです。
パッチテストと呼ばれるものなのですが、これを受けておくことによって自分がどの金属に反応するのかということがわかります。

どの金属で反応が出るかを知ることによって、その金属を避けることができるようになります。

特に結婚指輪や婚約指輪などは、一生つけっぱなしにする方もいますので、やはりつけていて自分が安心できる素材を選ぶのは非常に重要なことです。

金属アレルギーというのは本当にいつどのタイミングで出てくるかわかりません。
症状が軽い状態で病院にいけば、症状が重くはならないでしょうし、金属アレルギーが疑わしいなと少しでも思うようなことがあれば、早い段階で病院に行くようにしましょう。